ABOUT ME

はじめまして。江川南ともうします。

最近「何をしているの?」と聞かれることが多くなってきたので、自己紹介ページをつくることにしました。ご一読頂けますと幸いです。


何をしている人なのか?

現在はNPO法人北海道エンブリッジで「インターンシップコーディネーター」「事務局長」として働きながら「アートディレクター」「グラフィックデザイナー」としてお仕事をさせていただいています。また「夢重力トリップ」という名義でZINEやイラストなどを自主制作しています。

ここに至るまでどんな紆余曲折があったのか、お話していきたいと思います。



最初の夢は「漫画家」その後は「ファッションデザイナー」「雑誌デザイナー」でした


小さい頃から父も母も忙しく家に居ないことも多かったので、一人で楽しむことができる絵本や童話、ディズニー映画、ジブリ映画が大好きでした(「ピーターパン」と「わんわん物語」は何度観たことか...)。


そこから絵を描くことが好きになって、小学生の時は毎月発売される「ちゃお」「りぼん」「なかよし」なんかを読み漁り、お小遣いで少女漫画を買うような子供でした。現実世界よりも空想世界が好きで、ペンと紙があれば好きな世界をつくれるという事実に感動していて、ありがちですが最初の夢は漫画家でした。


中学校になっても漫画は好きでしたが、住んでいる場所は関係なく、流行をいち早く知れるファッション雑誌が大好きになりました。500円くらいで毎月流行りのファッションや髪型を知ることができ、毎月一ページ一ページめくるのがもったいなかったのを今でも覚えています。


あとは自宅にパソコンがきたことで、家に帰ってはずっとパソコンをして、インターネット漬けの日々でした。チャットで見ず知らずの人とおしゃべりしたり、ブログを開設して趣味が同じ人たちとつながったり。携帯の壁紙やブログのトップ画をオリジナルでつくっていて(Windowsのペイントですが笑)、パソコンでデザインをするのが好きなのは、今思えばそのおかげかもしれません。笑


「ファッション」と「雑誌」そして「パソコン」が好きだったことから、ファッションデザイナーや、ファッション雑誌のデザイナーになろうかなあなんてことを思いながら、高校は美術科のある高校へ。


そこでファッション雑誌のデザインをするのなら東京に行かなければいけないということを知り、わたしは何よりも家族が居るまちで仕事がしたいと思っていたので、その夢は一旦諦めることに。


仕事にするのなら「アート」に携わるよりも、自分のやりたいことで人に喜んでもらえる「デザイン」を仕事にしたいと思い、グラフィックデザイナーを目指すことにしました。


# キャリア教育に関わる仕事がしたくてNPOに転職しました


「キャリア・アンカー」という言葉を聞いたことありますか?アメリカ合衆国の組織心理学者エドガー・シャインによって提唱された概念で、自らのキャリアを選択する際に、最も大切な(どうしても犠牲にしたくない)価値観や欲求のこと、また、周囲が変化しても自己の内面で不動なもののことをいいます。


私は「奉仕・社会献身型(社会を良くしたり他人に奉仕したりすること又は望むこと)」でした。実は、働き始めて1年位経ったある日、急に体調が悪くなってしまい、それから2年間くらいずっと本調子ではない日々が続きました(今はすっかり元気になりましたのでご安心を!)。


その原因ははっきりと解っています。本来、職種は目的を達成するための手段であるべきなのに私は手段を目的にしてしまっていたので「なぜデザイナーになったのか(目的)が解らなくなり、心と体がついてこれなくなってしまった、という訳です。


そのため働く前に、自分は何が好きで、何が嫌いで、何が得意で、何が不得意で、何をしているときが楽しくて、どんな人たちと居るとモチベーションが高く居られるのか。そして自分はどう在りたいのか。自身の経験から、理想の働き方や生き方を自分で描き、人生を設計する力が必要だということに気がつきました。


そこで「キャリア教育」に興味を持ち、学生と地域の面白く魅力的な企業が、世の中に新しい価値を生み出すプロジェクトを通して、共に挑戦する機会を生み出す、長期インターンシップのコーディネートをしているNPOで働いています。


「インターンシップを斡旋しているということですか?」「派遣会社のような感じですか?」と聞かれることがあるのですが、全くそうではありません。


私たちにとってのゴールは「企業と学生が繋がる」ことではなく、その先にある「若者が挑戦しやすい環境を札幌につくる」というところです。それぞれの業界で師匠となる人に出会えるようなハブで在りたいし、挑戦していることが当たり前になるような環境を札幌につくっていきたいと思って活動をしています。


そのための手段としての「インターンシップ」であり、様々な種類がある中でも一番良いと思っているのが「長期」「実践型」「プロジェクト型」だと考え、もっとこのインターンシップという文化が根付いて、学生が当たり前に挑戦しやすい環境にしたいと思って取り組んでいます。


私が目指している社会

「一人一人が自分らしい最高の人生を設計し、クリエイトできる社会」を目指して仕事をしています。


「歌手になりたい」「画家になりたい」「お医者さんになりたい」「警察官になりたい」という大きな夢を描いても、自分の才能や実力を解っていくにつれ、自分には無理だと諦める人がたくさん居ます。


しかし、今は好きなことや趣味が仕事になる時代。SNSも発達し無名の人が一夜にして有名になったり、夢を実現できる確率は上がってきています。努力しても結果に結びつかないという人も居ますが、夢に向かって努力をした一人一人が、何らかの形で自己実現できる社会にしたいと思っています。


そのために私が目指しているのは「ライフデザイナー」であり「人生のお医者さん」です。


例えば病気になったり、大怪我をした時。もし病院がなかったらどうしますか?自分で調べるには限界がありますし、とても不安だと思います。それと同じで「なんとなく生きづらい」「仕事が楽しくない」「人生に疲れてしまった」など、生きている上で自分では解決できそうにない難題にぶつかることもあります。


しかし、「デザイン思考」で物事を考えることで解決策が生まれ、それは希望や可能性を生み出します。そのために「デザイン思考」による人生設計の重要性を伝え、自分なりの最高の人生をデザインし、クリエイトできる人=ライフデザイナーを増やすための取り組みを行っていきたいと考えています。


まだまだこれからではありますが、私が今まで培ってきたデザイン、コーディネートの技術、これからの取り組み全てを、この社会の実現のために役立てていきます。「デザイン思考」というスキルを身につけ、自分らしく生き生きと楽しみながら働く人が増えることで、過去に何があったとしても、一人一人が主体的に生きられる、多様な働き方や生き方に理解のある社会を目指しています。


そして最近はデザインで解決できる課題がたくさんあること、デザインの可能性を多くの物事に感じており「デザイン」を主軸に様々な活動を展開したいと思っています。まずは一人一人が素晴らしい人生設計ができたとしても働く先=企業や組織の変革が必要だと考えており、現在は「組織デザイン」「コミュニティデザイン」に興味を持って勉強中です。