|デザイン|フリー広報PR/ライター/リレーションデザイナー川口ゆりさんの名刺をデザインしました
フリーの広報PRでもあり、ライターでもあり、リレーションデザイナーでもり、モデルでもあり、2014年 ミス・インターナショナルファイナリストでもある、とても多才な、川口ゆりさんの名刺を3パターン、デザインさせていただきました。
////////////////////////////////////////////////////////////////////
ゆりさんとは元々オンライン上でお互いになんとなく顔は知っていて、ずっとお会いしたいなと思っていたのですが、サッポロファンドのイベントにゲストとしていらしていた回で初めてお会いすることができました!
ふわりと柔らかな空気を纏っていながらも、話す言葉に丁寧さと説得力があって、年下ながらに素敵な女性だなと思いました。そして出会ったのが札幌を離れ東京に旅立つタイミングで「もっと早く出会いたかった・・・」と心底思いました。
これは信じてもらえるかどうか解らないのですが「きっとこういう感じが好きなんだろうなあ」というのが、お話していると解ったり、こういう名刺が良さそうだなあと勝手に帰り道に妄想していて「いつか名刺を作らせてもらいたいなあ・・・」と思っていたんです。
すると数日後、ゆりさんから「名刺をつくっていただけませんか?」とご連絡をいただき、「ええええ・・・!??!??」と脳内パニックが起きました。
これは、引き寄せの法則っていうんですかね・・・?不思議なものです。めっちゃめちゃ嬉しかったです。そんなこんなで東京に行かれる前に一度打合せをして、名刺を作らせていただきました!
デザインにあたり考えたこと:01
好きなものをデザインに取り入れる。
ゆりさんとお話していて、好きなものや大切にしていること、「こうしたい」というイメージが明確にありそうだなと感じたので、そのイメージを徹底的にお聞きしました。
どんな女性が好きで憧れなのか、好きなブランドは何か、抽象的か具体で言うとどちらか、好きなモチーフは何か、などなど...。pinterestで好きなデザインやイメージをまとめたボードをつくっていただいたのも解りやすくてありがたかったです!
水彩画や抽象的なもの、インスタレーションが好きということ。花、季節だと初夏が好きということ。北海道の夏のような爽やかさが心地いいということ。強い色合いはアクセントとしては好きだけれど淡い色合いが好きということ。主張が強すぎるものはあまり得意ではないということ。丸よりも三角が好きということ。
お話したのは1時間ほどでしたが、ゆりさんのことをたくさん知ることができました。そして、ゆりさんをよく知っている周りの方は「わかる!」「ゆりさんっぽい!」となる要素なのだろうなとも思いました。
わたしは、個人の方とお仕事をさせていただく時は「好き・嫌い」を知ることを、とても大切にしています。もちろん企業となると話は別ですが、個人の方の場合、どんなに自分のビジョンや職業が表現されている名刺だとしても、好きな色ではなかったり、好きなテイストではないと「とてもよく表現されているし、合ってるんだけど・・・うーん・・・」となってしまうなあと思っていて。
それであれば、表現したいことも、好きなことも、どちらも表現できる人で在りたいなと思っていて、どちらも表現するにはどうしたらいいのかという難しさもありますが、逆にどちらも叶えられた時の達成感だったり、喜んでいただけるのはとっても嬉しいことの一つです!たくさん考えた甲斐があったーーー!!!と報われた気持ちになります。
今回は、ゆりさんの好きな水彩画を使った名刺にすること。できるだけ抽象的に、シンプルにすること。柔らかさを大切にすること。可愛すぎず、綺麗すぎないこと。こういったことを大切にしました。
デザインにあたり考えたこと:02
仕事で大切にしていることを表現する。
先ほど「どちらも表現するにはどうしたらいいのかという難しさもある」と言いましたが、好きなものと大切にしていることは、つながっていないようで、つながっていることが多い気がしています。
ゆりさんの場合、仕事の上で大切にしてることは、思いに寄り添い、イメージが言語化できていない人の言語化をお手伝いしたいということ。相手を思い仕事をするということ。「関係性」を築いていくためにお仕事をしよう、という思いが強いということ。「対話」を大切にしていること。気を遣いすぎてしまうこともあるけれど、丁寧に取り組むことで、色々な人との関係性をつくることが好きということ。などなどでした。
アウトプットとして目に見える文字であったり、言葉であったりはありますが、ゆりさんはきっと「目に見えるものよりも、目に見えないものを大切にしている方なのだろうな」と思いました。同時に、そこが彼女の魅力であるとも思いました。
そういったところが具体的なものよりは抽象的なものが好きだったり、グラデーションのある水彩画が好きだったり、人それぞれで捉え方が変わるようなものが好きという点が、わたしの中でつながりました。
デザインは2パターンご提案しました。1つ目は、水彩画で「目に見えないもの」「まだ言語化できていないもの」を表現し、様々なパターンをつくることで、様々な人の気持ちに寄り添うことを名刺を渡した人に感じてもらうことを目的にしました。
一つは、ゆりさんが好きな青色。もう一つは黄色で、ビビッドな水色をアクセントに。
二つ目は、ゆりさんがフリーとして独立した際に、婚約者の方からドライフラワーの花束をもらったことがきっかけでお付き合いが始まったということで「その時にもらった青色の花束の空気感を出せたら...」というご相談をいただきまして!
あまり具体的なモチーフは好きではないということでしたが、お花は好きということだったので、花束の花をバラして、表面の花が並べるとつながるような仕掛けを取り入れた名刺にしました。
色とりどりで様々な種類の花を人に例え、多様性・関係性を大切にしていることを表現。名刺を見るたびドライフラワーのことを思い出して、嬉しい気持ちになってもらえたら嬉しいなあ・・・と思いデザインしていたのですが、こうやって暖かい気持ちになるお仕事はとても嬉しくて幸せだなあと思います。
そしてなんと、どちらも気に入っていただいて、どちらも印刷していただけることに!そういえば、前にあやちゃんの名刺をつくらせてもらった時もそうだったな...!嬉しい...!
紙は水彩画が映えるよう空気を含んだ紙が良さそうだなと思いヴァンヌーボにしました。綺麗に印刷も出ていたようで一安心。ゆりさんが、名刺が届いた日にSNSにUPしてくださっていて、それもすごく嬉しかったです!
▲ ゆりさんのFacebookより。
そして嬉しいことに、ゆりさんのご友人の方々が「ゆりさんっぽさが出ているね」「名刺交換したい」「ゆりさんそのものって感じ」などなどコメントしてくださっているのを見て、嬉しい気持ちになりました。
「名は体を表す」という言葉がわたしは好きで、両親が一番最初にくれた贈り物であり、祈りでもあるなあと思っています。大げさかもしれませんが、名刺も体を表すものだなあと思っているのです。
なので、名刺を見てゆりさんらしさを感じていただけたのなら、それはわたしが実現したかったことでもあるのでよかったです。普段は東京にいらっしゃってこれからも関係性を大切にしながら、色々なお仕事をされていくと思うので、ぜひゆりさんと名刺交換していただいて、実物をご覧いただけると嬉しいです!笑
「南さんにお願いしてよかった!」っていう言葉が本当に嬉しかった〜〜〜!!!わたしもゆりさんとお仕事させていただけてとっても楽しかったです。そしてこれからもずっと、応援しております!
改めて、素敵なご依頼をありがとうございました♡ ゆりさんの素敵なSNSやnoteも、ぜひぜひチェックしていただけるとわたしも嬉しいなと思います!ゆりさんのTwitterはこちら。noteはこちら。
*最後までお読みいただきありがとうございます*
0コメント